相続の対象となる財産とは
■相続の対象となる財産
相続の対象となる財産は、一般に「遺産」と呼ばれるものです。
遺産として被相続人(亡くなられた方)から相続人(残されたご家族など)に承継されるのは、被相続人の財産の一切です。
では、被相続人の「財産の一切」とは何を意味するのでしょうか。
詳しく解説していきます。
●被相続人の財産の一切
財産の一切とは、被相続人が生前有していた現金や不動産といった財産はもちろん、被相続人が法律上有していた、賃貸人などといった地位も指します。
これらすべてが承継の対象となっており、相続人に相続される財産の内容ということになります。
しかし、被相続人が残した財産は、相続人にとって良いものだけとは限りません。
そこで、承継する財産のうち、権利として相続人にとってプラスの財産となるものを「積極財産」、義務として相続人にとってマイナスの財産となるものを「消極財産」と呼んでいます。
●積極財産(相続人にとってプラスの財産)
積極財産として挙げられるのは、以下のような具体例です。
・土地や家屋などの所有権や占有権
・預貯金や貸付金といった債権
●消極財産(相続人にとってマイナスの財産)
消極財産として挙げられるのは、以下のような具体例です。
・借金やローンの返済義務
・他人の債務を保証する債務
●「財産の一切」の例外
被相続人の財産の一切が、相続人の承継の対象となっていますが、それには例外があります。
被相続人の「一身に専属した権利」は、例外的に相続人に承継されません。
なぜなら、この一身専属権は、被相続人以外が有するにはふさわしくない性格を持っているからです。
つまり、被相続人だけが持つのに適している権利がこれにあたります。
具体的には、代理権や年金受給権などが一身専属権にあたるといわれています。
エクシード法律事務所では、東京都を中心として神奈川県、千葉県、埼玉県の広い範囲で相続や遺言の問題でお困りの方のご相談をお受けしております。遺言書の作成や生前贈与、遺留分の請求などの問題に適切な解決策を提示し相続トラブルの予防・解決を行います。
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弁護士紹介
鈴木 俊
Satoshi Suzuki
代表弁護士
2015年12月1日に千代田区紀尾井町の地に「エクシード法律事務所」を開設しました。
従前から企業法務を中心に、相続や離婚、交通事故、破産・民事再生・債務整理、刑事事件など多様な業務を執り行ってきました。今まで以上に、顧客の期待以上に、親身になって依頼者の為に最善を尽くします。
- 学歴
- 早稲田大学法学部卒
- 所属
- 東京弁護士会、民事訴訟問題等特別委員会、法人役員等
得意分野
企業法務、民事訴訟・交渉、破産・民事再生・債務整理、
事業再生、労務相談、金融商品取引被害、相続事件、
後見事件、刑事事件
著書
「知らないと大変なことになる会社の個人情報対策」(共著)
代理人の実務[Ⅲ]証拠収集と立証」(共著)
「民事訴訟 代理人の実務[Ⅱ]争点整理」(共著)
「はじめの一歩 『会社の個人情報対策のことならこの1冊』」(共著)
その他多数
片田 義隆
Yoshitaka Katada
パートナー弁護士
中小企業法務や一般民事事件、家事事件などを取り扱うとともに、第一次産業出身の弁護士として、
農地所有適格法人法務や農地に関する法律相談など、アグリビジネスの法的支援にも取り組んでいます。
- 学歴
- 中央大学法科大学院卒
- 所属
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東京弁護士会、弁護士業務改革委員会(マンション管理適正化PT、スポーツ法PT所属)、
インターネット法律研究部、倒産法部、不動産法部
得意分野
企業法務、倒産法務、民事訴訟事件、不動産関連法務全般、
家事事件、アグリビジネス(農業)関連、刑事事件
著書
「知らないと大変なことになる会社の個人情報対策」(共著)
「銀行実務2016年2月号」 保険業法改正と銀行実務への影響
「銀行実務2016年10月号」事例にみる金融商品販売と契約不備の留意点
事務所概要
名称 | エクシード法律事務所 |
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代表弁護士 | 鈴木 俊 |
所在地 | 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-33 プリンス通ビル5B |
連絡先 | TEL:03-3234-5160 FAX:03-3234-5167 |
対応時間 | 平日 9:30~18:00(事前予約で時間外も対応可能) |
定休日 | 土・日・祝日(事前予約で休日も対応可能) |