民法 法定相続人
- 相続人の範囲とは
相続人はあらかじめ法律によって定められており、その相続人のことを「法定相続人」といいます。法定相続人は、民法の条文に定めがあり、その定めに従って相続権が与えられます。相続権を有する人が、正当に被相続人の財産を承継できます。ここでは、どのような人が法定相続人として定められているのか、また、どのような優先順位で相続が...
- 遺言執行者とは
指名された遺言者は相続人や利害関係者が催告した期間内に指名を承認するか自ら決められます(民法1008条)。遺言執行者には未成年者および破産者でなければ誰でも就任できます。相続人から遺言執行者を指名することも可能です。 ■遺言執行者の権限遺言執行者は遺言の内容を実現するために必要な一切の権限を有します。その代わり遺...
- 遺言書が無効となるケース
それゆえに受贈者には遺贈を承認するか放棄するか選ぶ権利があります(民法987条1項)。受贈者が遺贈を放棄した場合は、通常の規定に従って相続が行われます。 ■遺言の指定と異なる遺産分割遺言で各相続人の相続分や遺産の分割方法を定めていた場合でも、相続人・受贈者・遺言執行者全員の合意があれば遺言とは異なる相続分や方法で...
- 相続放棄のメリット・デメリット
相続が開始したことを知った時から3カ月以内に家庭裁判所へ申述することで行えます(民法915条・938条)。相続放棄をした者は初めから相続人にならなかったものとみなされ(939条)、相続財産に関する一切の権利義務を失います。相続放棄のメリットは、相続によって生じる負担から解放されることです。相続人は財産や債権だけで...
- 相続の特別受益(みなし相続財産)について
特別受益にあてはまるのは遺贈及び「婚姻もしくは養子縁組のためもしくは生計の資本」としての贈与です(民法903条1項)。単なる少額の贈与は含まれません。「生計の資本」とは生活の基礎となるような財産のことです。主として不動産が挙げられますが必ずしもこれに限定されず、学費の援助なども含まれることがあります。 ■計算方法...
- 遺留分の計算方法
兄弟姉妹以外の相続人は、遺留分の算定対象となる財産価額の半分(相続人が直系尊属のみの場合は3分の1)が遺留分です(民法1041条1項)。そして、相続人が複数存在する場合は、前述の割合をさらに法定相続分で割った価額が個々の相続人が受ける遺留分です。(同条2項)。例えば、遺留分の算定対象となる財産を9000万円で、被...
- 遺留分侵害額請求権と遺留分減殺請求権の違いとは
民法の改正によって、名称が変更されたのです。改正前は、「遺留分減殺請求権」という名称でしたが、民法の改正を受けて、「遺留分侵害額請求権」と名称が変更されました。改正に伴う名称の変更に加えて、請求権の内容も変わっています。ここから先は、改正によって変わった請求権の内容について、詳しく説明していきます。 ●そもそも遺...
- 遺留分について
配偶者(正式な婚姻関係に限る)は、必ず法定相続人です。遺留分の割合は1/2です。・子のみ遺留分の割合は1/2です。・親のみ相続順位によって、被相続人に配偶者も子もいない場合には、親が相続人です。子の場合、遺留分の割合は1/3です。・兄弟姉妹のみ兄弟姉妹には、遺留分は認められていません。遺留分の割合は、なしになりま...
- 法廷相続分について
相続人は、あらかじめ法律で定められており、法定相続人と呼ばれています。この法定相続人が、被相続人の財産を相続する割合のことを「法定相続分」といいます。「法定」という名称の通り、法定相続分もまた、法律によって定められています。ここでは、法定相続人に認められている法定相続分を、よくあるケースを例にとって説明していきま...
- 相続とは
相続人は法律であらかじめ定められており、その相続人のことを「法定相続人」といいます。法定相続人は、原則として配偶者、子・親・兄弟姉妹のいずれかと定められています。 ●遺産を分けること相続人が複数いる場合には、遺産を分けなければなりませんが、その分け方も様々です。あらかじめ法律で定められている分割の割合を採ることを...
当事務所が提供する基礎知識
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遺産分割協議書を公正...
■遺産分割協議書を公正証書で作成するメリット●遺産分割協議書とは遺産分割協議書とは、遺産分割協議において決定した内容をとどめておく書類のことをいいます。まず、相続が発生すると、被相続人(亡くなられた方)の財産を相続人が承 […]
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遺留分の時効について
■遺留分侵害請求権の時効遺留分侵害額の請求権は、遺留分権利者が相続の開始及び遺留分を侵害する生前贈与・遺贈を知った時から1年です。権利関係を早期に確定させるため、短めに設定されています。もっとも、遺留分を侵害する生前贈与 […]
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遺留分の計算方法
■遺留分の割合兄弟姉妹以外の相続人は、遺留分の算定対象となる財産価額の半分(相続人が直系尊属のみの場合は3分の1)が遺留分です(民法1041条1項)。そして、相続人が複数存在する場合は、前述の割合をさらに法定相続分で割っ […]
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遺言書の効力について
■遺言できる事項法律において遺言できる事項は限定されており、なんでも遺言できるわけではありません。主たる事項としては相続分の指定、遺産分割方法の指定、遺贈の意思表示、子を認知する意思表示、廃嫡の意思表示、遺言執行者の指定 […]
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相続の対象となる財産...
■相続の対象となる財産相続の対象となる財産は、一般に「遺産」と呼ばれるものです。遺産として被相続人(亡くなられた方)から相続人(残されたご家族など)に承継されるのは、被相続人の財産の一切です。では、被相続人の「財産の一切 […]
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相続人の範囲とは
■相続人とは相続人とは、「被相続人」と呼ばれる、亡くなったご本人から財産を承継する人のことです。相続人はあらかじめ法律によって定められており、その相続人のことを「法定相続人」といいます。法定相続人は、民法の条文に定めがあ […]
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弁護士紹介
鈴木 俊
Satoshi Suzuki
代表弁護士
2015年12月1日に千代田区紀尾井町の地に「エクシード法律事務所」を開設しました。
従前から企業法務を中心に、相続や離婚、交通事故、破産・民事再生・債務整理、刑事事件など多様な業務を執り行ってきました。今まで以上に、顧客の期待以上に、親身になって依頼者の為に最善を尽くします。
- 学歴
- 早稲田大学法学部卒
- 所属
- 東京弁護士会、民事訴訟問題等特別委員会、法人役員等
得意分野
企業法務、民事訴訟・交渉、破産・民事再生・債務整理、
事業再生、労務相談、金融商品取引被害、相続事件、
後見事件、刑事事件
著書
「知らないと大変なことになる会社の個人情報対策」(共著)
代理人の実務[Ⅲ]証拠収集と立証」(共著)
「民事訴訟 代理人の実務[Ⅱ]争点整理」(共著)
「はじめの一歩 『会社の個人情報対策のことならこの1冊』」(共著)
その他多数
片田 義隆
Yoshitaka Katada
パートナー弁護士
中小企業法務や一般民事事件、家事事件などを取り扱うとともに、第一次産業出身の弁護士として、
農地所有適格法人法務や農地に関する法律相談など、アグリビジネスの法的支援にも取り組んでいます。
- 学歴
- 中央大学法科大学院卒
- 所属
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東京弁護士会、弁護士業務改革委員会(マンション管理適正化PT、スポーツ法PT所属)、
インターネット法律研究部、倒産法部、不動産法部
得意分野
企業法務、倒産法務、民事訴訟事件、不動産関連法務全般、
家事事件、アグリビジネス(農業)関連、刑事事件
著書
「知らないと大変なことになる会社の個人情報対策」(共著)
「銀行実務2016年2月号」 保険業法改正と銀行実務への影響
「銀行実務2016年10月号」事例にみる金融商品販売と契約不備の留意点
事務所概要
名称 | エクシード法律事務所 |
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代表弁護士 | 鈴木 俊 |
所在地 | 〒102-0094 東京都千代田区紀尾井町3-33 プリンス通ビル5B |
連絡先 | TEL:03-3234-5160 FAX:03-3234-5167 |
対応時間 | 平日 9:30~18:00(事前予約で時間外も対応可能) |
定休日 | 土・日・祝日(事前予約で休日も対応可能) |